「うちのチーム、なんか発言が少ないんだよな」 「会議で意見が出ない」 「部下が本音を話してくれない」
この状態、心理的安全性が低いサインです。
心理的安全性という言葉は知っていても、「具体的に何をすればいいかわからない」という管理職がほとんどです。この記事では、明日から使える具体的な行動をお伝えします。
【この記事でわかること】 ・心理的安全性が低いチームの具体的なサイン ・管理職が無意識にやっているNG行動 ・今日からできる具体的な3つのアクション
心理的安全性とは「罰せられない安心感」のこと
心理的安全性とは、「何を言っても罰せられない」という感覚のことです。
難しい概念ではありません。「この人には話せる」「ここでは失敗しても大丈夫」という感覚があるかどうか、それだけです。
この安心感がないチームでは、部下は本音を隠します。問題が起きても報告が遅れます。アイデアが出ても黙っています。結果、チームのパフォーマンスが上がりません。
心理的安全性が低いチームのサイン5つ
自分のチームに当てはまるものがないか確認してください。
① 会議で特定の人しか発言しない 発言しても意味がない、または発言するリスクがあると感じているからです。
② ミスの報告が遅い 報告して怒られるより、隠す方がマシと判断しています。
③ 「大丈夫です」「問題ないです」が多い 本当に大丈夫なのではなく、本音を言えない状態です。
④ 新しいアイデアが出てこない 「どうせ却下される」「バカにされる」という過去の経験が原因です。
⑤ 1on1で「特にないです」が返ってくる 話す価値がないと感じているか、話してもいい場だと認識されていません。
3つ以上当てはまった場合、心理的安全性が低い状態です。
管理職が無意識にやっているNG行動
NG①:部下の発言を否定する
「それは違う」「そんなの無理だよ」「前も同じこと言ったよね」
一度でもこういう反応をされると、部下は次から発言しなくなります。否定された記憶は長く残ります。
NG②:感情で反応する
部下が問題を報告した時に、ため息をつく。表情が曇る。「なんでそうなるんだ」と声が大きくなる。
管理職は気づいていないことが多いですが、部下はこういった反応を敏感に感じ取っています。「報告したら怒られる」という学習が起きます。
NG③:自分の意見を先に言う
会議や1on1で、管理職が最初に意見を言う。
上司が先に意見を言うと、部下は反論しにくくなります。「上司と違う意見を言っていいのか」という空気が生まれます。
今日からできる具体的な3つのアクション
アクション①:失敗した部下に「教えてくれてありがとう」と言う
部下がミスを報告してきた時、まずこう言ってください。
「報告してくれてありがとう。早めに教えてくれて助かった」
怒る前に、まずこの一言。報告したことをプラスに評価することで、次からも早めに報告してくれるようになります。
アクション②:会議では部下に先に話させる
管理職が最初に意見を言うのをやめてください。
「みんなはどう思う?」「まず意見を聞かせて」と部下に先に話させる。管理職は最後にまとめる役割に徹する。これだけで会議の空気が変わります。
アクション③:自分の失敗を部下に話す
「実は私もこういう失敗をしたことがある」と自分の失敗を話す。
上司が失敗談を話すと、部下は「失敗してもいいんだ」と感じます。完璧な上司を演じるより、人間らしい側面を見せる方が、心理的安全性は上がります。
変化は小さなことの積み重ね
心理的安全性は、一日で作れるものではありません。小さな積み重ねで、少しずつ変わっていきます。
まず今日、部下が何かを話してくれた時に「話してくれてありがとう」と言ってみてください。たったこれだけで、変化は始まります。
部下の本音を引き出す1on1のやり方は、こちらも参考にしてください。
→「1on1で何を話せばいい?すぐ使えるネタ10選と進め方のコツ」
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